星のささやき 花のつぶやき

星は宇宙の理を 花は地上の調和を 涙は心のカタチを教える

水五訓 : 静岡 柿田川湧水群にて…

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水五訓
一 自ら活動して他を動かしむるは水なり
一 障害に遭いて激しくその勢力を倍加するは水なり
一 常に己の進路を求めてやまざるは水なり
一 自ら清くして他の汚濁を洗い、而して清濁併せ容るるは水なり
一 洋々として大海を充し、発して雲となり雨と変じ凍りては玲瓏たる氷雪と化してその性を失わざるは水なり

                       貴布禰総本宮 貴船神社宮司

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これは、静岡県駿東郡清水町にある柿田川湧水公園の貴船神社の敷地脇の碑に刻まれていた言葉です。

         なぜこの碑がココにあるのだろう…?

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柿田川湧水群とは、何十年もかけて岩石の地層で濾過された富士山の伏流水が、毎日100万トン以上という恵みを届けてくれている、美しく豊かな公園です。

訪ねたのは5年ぶり。前回触れた水の美しさにこがれて再訪。たまたま第一展望台でこの公園を維持している団体の方から、この場の歴史を聞くことができました。

公益財団法人 柿田川みどりのトラスト という団体がこの場所を自然豊かなままの姿で維持することを進めているそうです。

ようこそ柿田川みどりのトラストのホームページへ

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昭和40年代。この一帯の豊かな水量に惹かれ、いくつかの企業が周辺に工場を作り、廃棄物をこの川に捨てました。川はヘドロにまみれ、生物など一切住まず、住民も近づかない。

そんな汚染に立ち上がったのが7名の有志。裁判を起こし企業の方針を改めさせるのに約20年。さらなる汚染は食い止めたものの、水質の浄化は遠い先…できることからと少しずつと人力で川底を洗い始めたのが昭和60年代。そこから約20年経ってようやく魚が戻ってきた。水草が美しく見えるようになった…

この水を決して再び汚さぬように…トラストとして寄付を募って周辺の土地を買い、公園として整備して守ることにした。今85%まで押さえた…と。

(聞き違いがあったらごめん)

 

ほんの5分程のお話が胸に刺さった。
あそこはずっとあの姿だったわけじゃなかった。

人が汚し、生命を絶やしそうになり
それを、何十年もかけて、また人が戻した。
そこに人生をかけた人たちがいた…

 人が行いうる事の選択肢の広さを思い、目の前の水の清らかさを思う。

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